岡山市南区でいぶし瓦の寒割れを点検|母屋の竪樋の破損も確認
こんにちは!街の屋根やさん岡山店です😊
この記事では、岡山市南区のお住まいで行った現地調査の続きとして、母屋(おもや)の屋根の様子をお伝えします。母屋のいぶし瓦は比較的新しいものでしたが、寒割れがあちこちで目立ち、竪樋の破損も見つかりました。【前回記事もあわせてチェック👀】岡山市南区で雨押え板金が外れた壁際|焼き板の傷みと部分葺き替え
前回は台所の屋根の壁際で、焼き板の壁がぼろぼろになり、雨押え板金も外れていた様子をお伝えしました。
そこで
壁際は瓦と土を下ろして下地から直す部分葺き替えをご提案しています。この記事では同じ敷地の母屋に移り、銀色のいぶし瓦がのった屋根を見ていきます。
母屋のいぶし瓦は台所の屋根の瓦にくらべて新しく、全体に銀色のつやが残っています。
ところが近くで見ると、瓦の表面がはがれて、中の茶色い部分がのぞいている所があるんです。
瓦にしみこんだ水分が冬に凍ったりとけたりをくり返して、表面からはがれていく傷みを、寒割れ(かんわれ)と呼びます。私も母屋は結構新しい屋根だと感じましたが、そのぶん寒割れの多さが目につきました。
寒割れは1枚だけでなく、屋根のあちこちで目立っていました。
重なりの近くで表面が欠けて、まわりの色が変わっている瓦もあります。
寒割れが進むと瓦が薄くなり、割れや欠けにつながることもあるので、広がり方を見ておきたい傷みです。
屋根を斜めから見ると、銀色の中に表面が欠けた所が点々と浮かんで見えます。
真上からでは光って見えにくい傷みも、角度を変えると分かることがあるので、いろいろな方向から見て回りました。
別の所では、
瓦の表面に細いひびが横に走っています。瓦の下には防水紙があるので、ひびだけですぐに雨漏りするわけではありませんが、割れが広がると雨水が入りやすくなります。
表からだけでは分からないので、瓦を1枚持ち上げて中も確かめました。
瓦の下には葺き土(ふきつち・瓦を支えるための土)が敷かれていて、かたまりがぽろぽろと取れる所も見られます。
葺き土は年数がたつと粘りを失い、瓦を支える力が弱くなって、ずれの原因になることが多いです。
昔は瓦の下や棟の中に土をたくさん使っていましたが、今の棟の工事では土をほとんど使わず、南蛮漆喰(なんばんしっくい)という材料で積んでいます。
2階の壁際にある棟の下では、白い漆喰(しっくい)がところどころ抜けて、すき間ができています。
漆喰は棟の中の土を雨から守るためのもので、抜けたままだと中の土が雨にさらされてやせていきます。
窓の下に続く棟に沿って見ていくと、漆喰の抜けは1か所だけでなく、いくつも続いています。
漆喰が抜けた所が多いと、棟の中の土がやせて、強い風や地震のゆれで棟がくずれやすくなることもあります⚠️
棟の端では、飾りの鬼瓦(おにがわら)と、棟の上にかぶせた冠瓦(かんむりがわら)との間にすき間ができています。
すき間の奥には土のようなものが見えていて、ここも雨水が入りやすい所です。
屋根の上を通っている竪樋(たてどい・雨水を下へ流す縦の雨樋)は、途中のつなぎ目が外れて、管が離れています。竪樋が外れていると、上の屋根から集めた雨水が下の屋根の瓦の上へそのまま流れ出てしまうんです☔
いつも同じ所に水が落ち続けると、下の瓦がずれたり、瓦の下へ水が回りこんだりする原因にもなります。
別のつなぎ目には黒いテープが巻かれていて、破損した所を応急処置した状態になっています。
テープは一時しのぎなので、雨風にさらされるうちにはがれてくることがあります。
お見積もりでは、母屋の雨どいの補修と、2か所の瓦のずれ直しをご提案しました。
寒割れの瓦は数が多くても点々と出ているので、傷みが一部なら差し替えなど部分的な瓦修理で済むこともあります。
母屋の屋根では、比較的新しいいぶし瓦にも寒割れが目立ち、棟の漆喰の抜けや竪樋の破損も見つかりました。
瓦が新しいかどうかだけでなく、表面のはがれや樋のつなぎ目まで見ることで、直す所がはっきりします。
次回は、同じお住まいの長屋と裏の屋根で見つかった、瓦の浮きや欠けの様子をお伝えいたします。
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