お客様はインターネットで雨漏りの業者を探していて、代表の私の顔が決め手になり😊すぐにご連絡をくださったそうです。
シミが出ていたのは押入れの天井で、天井板の奥のほうに黒っぽいシミが点々と出ています。
ふだん戸を閉めている押入れは、シミが出ても気づきにくい場所なんです👀
屋根は本を開いて伏せたような形の切妻(きりづま)屋根で、二階の屋根に和型のセメント瓦(セメントで作った瓦)が葺かれています。
屋根の上は、街の屋根やさん岡山店の屋根診断士の資格を持った私佐藤が調べます。
佐藤瓦では、室内で見たシミの位置を屋根の上でも分かるようにしてから、瓦を一枚ずつ見ていくようにしています📷
雨漏りの原因を探すとき、私たちがまず疑うのは瓦の割れやずれです。
ところが、このお家の屋根は上から見ても横から見ても、雨漏りにつながるような瓦の割れやずれが見当たりません。
表から原因が見えないので、何か所か瓦をめくってみることにしました。
瓦をめくると、防水紙(ぼうすいし・瓦の下で雨水を受け止めて流すシート)の上に、雨水が流れて乾いたような跡がくっきり残っています。
瓦を引っかけるための細い木の桟木(さんぎ)のまわりにも雨水が伝った跡があり、瓦の下に水が入っていたことが分かります。
防水紙はところどころ破れていて、その破れから下へ水が回ると、押入れの天井のシミにつながることがあるんです。
シミの形をよく見ると、上から流れてきた筋ではなく、防水紙の途中から急に始まって、輪のように広がっています。
この途中から始まるシミは、細いすき間に水が吸い込まれていく毛細管現象(もうさいかんげんしょう)で雨水が入った時の特徴です。
瓦の重なりに土ぼこりがたまると、そのすき間を伝って雨水が奥まで吸い上げられてしまうんです。
お家のまわりには畑が広がっていて、風で運ばれた土ぼこりが瓦の重なりにたまりやすい環境です。
ただ、毛細管現象は最初に疑う原因ではなく、佐藤瓦では次のようなことがそろった時に初めて考えます。
このお家は築年数のほかは当てはまっていて、まわりがアスファルトの住宅地なら、この原因はまず考えません。
押入れの天井のシミをきっかけに伺った岡山市北区のセメント瓦の屋根では、表から見える瓦の割れやずれは見当たりませんでした。
瓦をめくると防水紙に途中から始まるシミが残っていて、毛細管現象で雨水が入っていたと判断しています。
次回は、棟を外して瓦をめくり、新しい防水紙に張り替える葺き直しの工事をお伝えします。――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
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