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岡山市北区でセメント瓦の葺き直し|割れていない瓦の裏に回った雨水と桟木の傷み
工事前の屋根は、瓦に目立つ割れやずれがなく、表から見ただけでは雨漏りしている屋根には見えません。
屋根のいちばん高い所にある本棟(ほんむね・屋根の頂上の棟)は、土を使わず瓦を重ねて組む乾式の造りです。
いぶし瓦や釉薬瓦で土を使って棟を積む湿式とは違い、同じセメント瓦でも隅棟には土を使っていることがあります。
古い乾式の本棟は、留め方によっては強い風や台風で瓦が動き、ずれてしまうことがあるんです。
この屋根の瓦は、当時よく使われていた38mmほどの短い釘で留めてあり、職人が手で持ち上げると比較的かんたんにめくれます。
今は65mmのステンレス製スクリュー釘などで、防災瓦をしっかり留める施工に変わってきました。
留め方は屋根材や施工の仕様によって違いますが、強い風で瓦が浮くのを防ぐには、瓦をしっかり留めることが大切なんです。
めくった瓦の下では、
瓦を引っかける桟木(さんぎ・瓦を留めるための細い木)が、ところどころ黒ずんでいます。瓦の裏に回った雨水が桟木に当たり、水を吸っては乾くのをくり返すうちに、木が傷んで黒く変色していくんです。
桟木が黒いのは、そこまで雨水が届いていたしるしで、表の瓦に割れがなくても、瓦の下には水が回っていたことが分かります。
瓦をめくると、瓦の重なりの下から流れ出したような雨水の跡が、防水紙の上に広がっています。瓦の重なりにたまった土ぼこりを伝って、細いすき間から雨水が吸い上げられる
毛細管現象(もうさいかんげんしょう)で、
瓦の裏まで水が回っていたと考えました。
さらに瓦をめくっていくと、桟木は黒ずみが進んだ所で高さがそろわず、段差ができています。
雨水を吸っては乾くことをくり返すうちに木が傷み、やせたり反ったりしたことで、段差になったのだと思います。
桟木に段差があると瓦がまっすぐ並ばず、すき間が開いて、さらに水が入りやすくなってしまいます。
雨水を受け続けた所では、桟木が黒く腐りかけているものもあり、瓦を支える力が弱くなっていました。
その下の防水紙(ぼうすいし・瓦の下で雨水を受け止めるシート)には、破れて穴が開いている所がありました。
防水紙は水が入らなければ長くもちますが、水が入り続けると一気に傷みます。穴から下へ回った水が、天井のシミにつながったと考えられます。
セメント瓦はほとんど製造が終わっていて、割れた瓦が多いと、差し替える瓦が手に入りにくくなります。
今回は瓦そのものに割れがなく、傷んでいたのは瓦の下の桟木と防水紙だったので、今の瓦をそのまま戻す葺き直し(ふきなおし・防水紙を張り替えて今ある瓦を戻す工事)を選んでいます。
葺き替え(ふきかえ)は古い瓦を撤去して新しい屋根材に替える工事で、下地は状態に応じて補修・交換します。
これに対して葺き直しは、瓦は替えずに一度外し、傷んだ防水紙や桟木を新しくしてから、同じ瓦を元に戻す工事です。
職人が新しい防水紙を広げ、端を屋根の形に合わせて切りそろえながら、古い防水紙の上に張り重ねていきます。
瓦のすき間から入った雨水を受け止める防水紙が新しくなることで、雨水が下へ回るリスクを減らせます。
新しい防水紙の上に、まっすぐな新しい桟木を打っていきます。
段差のない桟木に替えることで、瓦がきれいに並び、重なりのすき間ができにくくなります。
瓦をめくった範囲の古い桟木は、ここで新しいものに替えています。
外しておいた瓦を一枚ずつ元の場所に戻し、棟を組み直して工事は完成です。見た目は工事の前と同じ瓦ですが、瓦の下の防水紙と桟木は新しくなっています🏠
今回はお客様が火災保険を申請され、わずかですが保険金が下りています。
保険が使えるかどうかは被害の原因やご契約の内容で保険会社が決めるので、どのお家でも使えるとは限りませんのでお気を付けください!
岡山市北区で瓦は割れていないのに雨漏りが気になる方へ
雨漏りの原因や防水紙の傷みの広がり方によって、今回のように一部の葺き直しで済むこともあれば、屋根全体を新しくしたほうがよいこともあります。
街の屋根やさん岡山店では、職人が瓦をめくって防水紙の状態まで確かめ、写真を見ていただきながら、費用の違う方法を並べてご提案しています🏠
岡山市北区で葺き直しや雨漏り修理をお考えの方は、無料点検・お見積もりからご相談ください。
岡山市北区のセメント瓦の屋根では、割れていない瓦の下で防水紙が傷み、毛細管現象で雨水が入っていました。
棟を外して瓦をめくり、防水紙と桟木を新しくして同じ瓦を戻す葺き直しで、今の瓦を生かしながら直しています。
押入れの天井のシミを気にせず、雨の日もゆっくり過ごせる毎日がいちばんですよね。
これからもこのお住まいで、安心して暮らしていただけたらうれしいです☔――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
点検・調査・見積もりなど無料で承ります!
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