2026.10.03
前回は、岡山市南区のお住まいで天井のシミと温水器の水漏れを見せていただいた現地調査の様子をお伝えしました。天井のシミは屋根の雨漏りと思われがちですが、こちらでは太陽熱温水器の水漏れでシミができていたんです。今回はいよいよ工事のはじまり。セメント瓦の葺き替え(ふきかえ)工事の最初に…
こんにちは!街の屋根やさん岡山店です😊
ずれた瓦や割れた瓦を見ると「ちゃんと元どおりになるのかな」と気になりますよね。
前回の岡山市南区での現地調査では、トラックが当たった塀で軒瓦の割れと棟の瓦のズレを確認しました。
今回は塀の瓦修理の様子をお伝えしていきます!
まずは、ずれてしまった棟(むね)=塀の瓦のいちばん高い部分の瓦を外していきます。
外した場所では丸い瓦とのし瓦がなくなり、棟の中にあった茶色い土がむき出しになっています。
外した部分のすぐ横では残した棟の断面が見えていて、のし瓦が段になって重なり、その上に丸い瓦がかぶさっている様子がよく分かります。
外したのは傷んだところだけ。
となりに続く棟瓦は、そのまま残しています。
外した瓦は、あとで積み直すときにもう一度使います。
直す場所をしぼることで、まわりの瓦に余計な手を加えずに済むんです。
棟瓦の下には、瓦を支えるための土が入っています。
外してみると、土はぽろぽろと崩れて形が残っていません。
軒瓦のくぼみにも、崩れた土のかけらが落ちています。
瓦がなくなった棟の上には、土が小さな山のように盛り上がって残っているのです。
棟の瓦は、中の土台がしっかりしていないと安定しにくく、ずれた瓦を上から押し戻すだけでは、土台はゆるんだまま。
土台がゆるんだまま放っておくと、すき間から雨がしみ込んで土が流れ出し、棟の瓦がさらに動きやすくなることもあります。
そこで今回は古い土を取り除いてから、棟を積み直していきます。
茶色い土が見えていた場所が、白い土台できれいにそろいました。
テントの柱のそばから道路に沿って、白い帯のように続いています。
両どなりに残した棟の瓦と、高さがそろっているのが分かります。
土台の高さが合っていると、積み直した瓦がまわりの瓦となじみやすくなります。
土台ができたら、外しておいた棟の瓦を戻していきます。
棟の端には、丸い瓦がいくつも重ねて置かれていますね。
白い土台の上には材料のかたまりが並び、瓦を置く準備が進んでいます。
ここからのし瓦を段になるように重ね、いちばん上に丸い瓦をかぶせて棟の形に戻していきます。
割れていた軒瓦は、新しい瓦への差し替え(さしかえ)=割れた瓦だけを抜き取って新しい瓦に入れ替えることを行います。
塀全体をやり直すのではなく、傷んだところだけを直す部分的な瓦修理です。
塀の瓦が割れたと聞くと「塀ごとやり直さないといけないのかな」と心配になる方も多いと思います。
瓦修理は、傷みがどこまで広がっているかによって直し方が変わります。
前回の現地調査で傷みが見つかったのは、トラックが当たった場所の軒瓦の割れとそのすぐ上の棟のズレでした。
道路沿いに長く続く瓦の並びそのものは整っていて、ほかの場所に目立った傷みはありません。
そこで今回は、ずれた棟の瓦だけをいったん外して積み直し、割れた軒瓦だけを新しい瓦に差し替える方法を選びました。
傷んだところだけを直すことで、まだ使える瓦はそのまま活かせます。
瓦修理の工事の範囲がせまいぶん、ご近所や道路を通る人への影響も少なくて済みますね!
積み直しが終わった棟では、のし瓦の段がまっすぐそろっています。きもちがいいですね!
ここは、棟の瓦を外して茶色い土が見えていた場所。
のし瓦の上には丸い瓦が同じ間隔で並び、合わせ目の段差やすき間も見当たりません。
工事前にずれていたのし瓦も、今はぴったりと重なっています。
工事前は棟の瓦がなくなり、軒瓦の上まで崩れた土が広がっていました。
棟の丸い瓦と軒瓦が、端までそろって並んでいます。
毎日通る道から見える塀なので、並びがそろうとすっきりして見えますよね🏠
車や荷物が塀に当たったときは、少し離れた場所から棟を横に眺めてみてください。
瓦の段がまっすぐかどうかを見るだけでも、ズレに気づきやすくなります。
塀の瓦は屋根の瓦よりも人や車に近い場所にあります。
そのぶん、車や荷物がぶつかって傷むこともあるんです。
もし塀に何かが当たったときは、次のところを地上から見ておくと安心です。
まずは、軒瓦の角が欠けていないか、細いひびが入っていないか。
欠けやひびは、つやのある表面の色と中の土の色がちがうので見つけやすいです。
次に、少し離れて棟を横から眺め、のし瓦の段がまっすぐそろっているか。
段差やすき間があれば、棟の中までずれているかもしれません。
最後に、塀の下や軒瓦のくぼみに、土のかけらや瓦の破片が落ちていないか。
今回のように、棟の中の土が崩れていると、細かい土が下に落ちてくることがあります。
⚠️ 割れた瓦やずれた瓦は、手でさわったり押し戻したりせず、そのままにしておいてください。
かけらが落ちてけがをすることもあるので、気になったところは写真に撮っておくと相談のときに役立ちます👆
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